温度センサの感温部の大きさにより温度に対する応答性は異なります。応答性の速い温度センサは温度変化を鋭く捉えることが可能です。
事例
保護管外径の異なる「温度センサ(白金測温抵抗体)」による室内温度計測の一例です。
【計測対象】
・エアコンにより温度調整された室内空間。
・エアコンの吹き出し風を直接受けない同じ場所に温度センサ4本を並べて設置。
・温度センサの設置高さは床面より1.5m。
【結果グラフ】
- CH4(φ3.2mm)の温度センサは「0.1℃以内に室温が安定」していると計測されています。
- CH1(φ0.5mm)の温度センサは「0.7℃以上の幅で室温が変化」している様子を捉えています。
感温部の違い(ここでは保護管の外径違い)により、ここまでの差が現れます。ネツシンの応答性に優れた温度センサと、高速・高精度・多点同時計測の温度計測器NX-3100/NX-1200を組み合わせれば「今まで見えなかった温度変動」が見えます。
温度測定にお困りの際はネツシンにご相談ください。