標準用とは?

白金測温抵抗体は、温度が変化すると白金の電気抵抗も比例して変化することを利用した温度センサです。工業用として一般的に使用されているJIS C 1604に準拠した白金測温抵抗体は温度に対する電気抵抗値が規格で定められていますが、「許容差(※)」が存在しますので個々の温度センサの正確な電気抵抗値を把握するための手段として比較法による温度校正(比較校正)が実施されます。
※JISクラスAの場合、「±(0.15℃+0.002|t|)」。(tは温度)

比較校正は、温度の均一度と安定性に優れた温槽に被測定物となる温度センサを入れ、基準となる温度計との比較により正確な電気抵抗値を割り出す校正手段です。ここで使用される基準となる温度計が『標準用白金抵抗温度計』です。優れた温槽だけでなく、正確な標準用白金抵抗温度計を使用することが比較校正の正確さを作り出します。

標準用白金抵抗温度計の条件

標準白金抵抗温度計は、温度計測の基本となるITS-90(1990年国際温度目盛)を適応して正確な温度値を与える必要があります。さらに再現性、安定性が必要とされるため高精度な温度計でなくてはなりません。その条件を満たすには、99.99%以上の高純度な歪みのない白金線を用いて製作される白金抵抗温度計で、温度係数(W=R(Ga)/R(TPW))が1.11807以上であるか、または(W=R(Hg)/R(TPW))が0.844235以下、このいずれかの条件を満足していなければなりません。

※TPW、Ga, HgはITS-90で規定されている以下の温度定点を示しています。
TPW:水の三重点(0.01℃)
Ga:ガリウムの融解点(29.7646℃)
Hg:水銀の三重点(-38.8344℃)
また、“R”は上記温度定点で標準用白金抵抗温度計が示す抵抗値です。

ネツシンの標準用白金抵抗温度計は-260℃~1000℃の範囲を豊富なラインナップでサポートします。

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