白金測温抵抗体とは?
金属の電気抵抗が温度に比例して増加する性質を利用した温度センサが測温抵抗体です。測温抵抗体の性能は温度を感知する感温部(抵抗素子)に用いられる抵抗素線により決定し、白金、銅、ニッケルなどが使用されますが、ほとんどの測温抵抗体に使用される白金には以下の特長があります。
- 温度と抵抗の関係が直線的
- 安定性に優れる
- 抵抗温度係数が大きい
- 使用温度範囲が広い
この白金の特性を利用した温度センサが「白金測温抵抗体」です。 ネツシンの「白金測温抵抗体」は、自社で開発した豊富な白金抵抗素子の中から最適なものをチョイスし、多様なニーズにお応えします。
<一般プローブ型>
理化学機器や各種製造装置をはじめとする様々な分野で活躍!
もっとも汎用的で使い勝手がよく、幅広い分野で使用されている温度センサです。
精度や信頼性を要求する温度の計測・制御を支えています。
<極細管型>
高精度でハイレスポンス。世界最小級の白金測温抵抗体!
温度に対するレスポンス(応答性)に優れた温度センサです。
ネツシンの開発した極小白金抵抗素子を用いることで最小保護管外径φ0.5mmを実現し、微量な温度変化を捉えたいニーズにお応えします。
<フィルム型>
フラット&フレキシブル。曲面にもフィットして設置可能!
世界最薄級の厚さと柔軟性に優れ、湾曲部への貼付けやわずかな隙間への挿入が可能です。
<表面ブロック型>
表面温度の繰り返し測定評価に使用可能。堅牢で取り扱い容易!
センサ自体の強度が高い堅牢型。テープによる粘着固定、ネジ穴追加工でネジ固定など測定対象面への取付けも容易な温度センサです。
<フッ素樹脂モールド型>
フッ素樹脂の耐久性を白金温度センサに!
フッ素樹脂の化学薬品に対する耐久性に加え、電気絶縁性、耐熱性にも優れた扱い易い温度センサです。
<端子Box付白金測温抵抗体>
プラント・工場内配管・貯蔵タンクなどの各種製造装置で活躍!
保護管形状をカスタマイズできる他、各種取付方法(ネジ・フランジ・ヘルール)、食品用としてのサニタリ加工にも対応した温度センサです。